灰釉(はいゆう)とは
灰釉の歴史は紀元前16世紀、中国の殷(商)の時代に始まるといわれています。
草や木を焼いた「灰」を釉薬として使いますが、一握りの灰を得るために、
トラック何台分もの原料が必要となります。灰を水に溶かして不純物等を取り除き、
時間を掛けて何度も水を取り換えながら、灰のアクを取り除きます。
このようにして作る自然の灰釉にこだわり、30年間陶芸に取り組んできました。
下の写真は、葡萄の木や向日葵の軸などを燃やしているところです。
葡萄の灰からは時として、陶肌にロゼワインのような美しい色が浮かび上ることがあります。
向日葵は顔料などを加えないのに綺麗な黄色に発色します。
|